宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/11 11:04 更新 2つめの衝撃波が来ました。小規模で、磁気圏への影響はほとんどありません。 担当 篠原 8日のフレアによる高速の太陽ガスが地球へ来ました。 11日5時(世界時10日20時)にNICTの磁力計は衝撃波による磁場変化を観測しました。 太陽風の速度は400km/秒から500km/秒へと小さな上昇に留まっています。 磁場強度も12nT近くまで増加しましたが、主に北よりでした。 この衝撃波による磁気圏への影響は小規模で、オーロラ活動がやや強まった程度です(AE指数)。 既に太陽風は元の状態に戻りつつあります。磁気圏も静穏です。 太陽活動は穏やかです。 黒点群は588群しかみられません。 588群が小規模なフレアを起こす可能性はありますが、影響は小さいでしょう。 27日周期の図をご覧下さい。 これは太陽が同じ面を地球に向けていた27日前のデータと、現在のデータを並べて表示しています。 上の段のデータを参考にする事で、これからの宇宙天気を予想することができます。 2つの衝撃波も通過し、これからしばらく静穏な期間が続きそうです。 SOHO EIT284の太陽画像では、北東(上の左寄り)にコロナホール(暗い部分)が見えていますが、 小規模であり、ほとんど影響は無いでしょう(前周期にもほとんど影響は見られません)。 このまま約10日間静穏な日が続きそうです。 下の図には出ていませんが、21日以降磁気圏は乱れ始めると予想されます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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