宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/ 4 06:46 更新 3日23時に衝撃波が地球に到達しました。オーロラが活発化し、弱い磁気嵐の状態になっています。 担当 篠原 3日23時(世界時3日14時)に衝撃波が来ました。 昨日のニュースに追加情報を掲載していましたが、こちらが衝撃波の本体だった様です。 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は500km/秒に、密度(橙色線)は30個/ccに増加しています。 太陽風の磁場の南向き成分(赤線のマイナス成分)は衝撃波到達後も-10nTと大きな値を保っています。 このため、オーロラ活動がたいへん活発になり、3日23時(世界時3日14時)以降 オーロラの活動度を示すAE指数で1000nTを超える活動が続いています。 沖縄の磁場データでは-70nT近い磁場の減少を観測しており、 小規模ですが磁気嵐の状態になっている様です。 太陽風速度、磁場ともに現状を維持していますので、まだしばらく大きな擾乱が続きそうです。 太陽フレア(太陽爆発)は穏やかな状態が続いています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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