宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/ 1 11:28 更新 太陽風の速度は450km/秒まで低下し、磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 昨日も、太陽でCクラスの小規模フレア(太陽爆発)が度々見られました。 発生領域は太陽の中心付近に位置している582黒点群でした。 582群は規模をやや縮小している様で、フレアの発生頻度は下がりそうです。 31日21時(世界時31日12時)に最大に達しているC3.4の小規模フレアがありますが、 これは開始から減衰するまで時間の長くかかるフレアでした。 このフレアでCME(太陽ガスの放出現象)が起きている可能性があります。 SOHO C3のデータが欠けているため正確には判断がつかないのですが、 発生源が太陽の中心付近ですので、明日の夜以降に衝撃波が地球へ届くかもしれません。 太陽風の速度は450km/秒まで下がりました。ほぼ通常レベルに戻ったと言って良いでしょう。 太陽風磁場南向き成分が、-3nT程度と小さいのですが連続的に現れており、 AE指数を見ると500nT前後の弱いオーロラ活動が見られています。 しかし、これ以上活発になることはないでしょう。 静止軌道の高エネルギー電子の密度は、今も高い状態が続いています。 こちらも、次第に減少していくでしょう。 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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