宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/ 3 10:00 更新 太陽風は低速で、磁気圏はたいへん穏やかです。フレア活動も穏やかです。 2004/ 4/ 3 21:40 追加 衝撃波面が地球に到達しました。しかし、影響は小さいでしょう。 担当 篠原 高速太陽風による衝撃波はまだ現れていません。今日一日程度注意が必要でしょう。 到着の遅れは衝撃波の速度が遅い事を意味しています。 到着が遅れる程、地球へ及ぼす影響も小さなものとなるでしょう。 現在の太陽風は低速で、380km/秒に下がっています(ACEデータの黄色線)。 オーロラ活動はほとんど見られなかった様で、 オーロラ電流の変化を示しているAE指数のグラフには、全く変化が見られません。 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前のデータと比較すると、 太陽風の速度は、これから4日にかけて更に下がりそうです。 5日頃から太陽風磁場がやや強まり、 6日以降、コロナホールによる太陽風速度の上昇が始まるでしょう。 前周期には弱い磁気嵐状態になっていました。擾乱は4日程度続くと予想されます。 太陽フレア(太陽爆発)の活動は低調です。 成長を示している活動領域も無く、穏やかです。 2004/ 4/ 3 21:40 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 3日19時(世界時3日10時)頃、31日のCMEによる衝撃波が地球に到着した様です。 ACEの太陽風データでは、 18時(世界時9時)に僅かですが380km/秒から420km/秒への速度の増加が見られます。 密度(橙色線)では3個から10個への急な増加が見られ、こちらの方が分かりやすいでしょう。 南向き成分(赤線のマイナス成分)が急に大きく(最大-10nT)なっており、 しばらくオーロラ活動が活発になるかもしれません。 ただ、速度の上昇がほとんどありませんでしたので、磁気圏の乱れは小規模なものでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) CRL
(c) NOAA/SEC 2004/ 4/ 3 21:40 追加 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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