宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 3/30 10:51 更新 太陽風速度は高速のままです。放射線帯の電子が増加しています。 担当 篠原 太陽でフレア(太陽爆発)活動がやや活発になっています。 太陽の中心付近に位置している582黒点群が、29日21時(世界時29日12時)頃から急に活動を強め、 Cクラスの小規模フレアを頻繁に起こしています。 今朝、30日8時(世界時29日23時)にはC8の大きめの小規模フレアを起こしています。 中規模フレアへの注意は必要の様です。 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は600km/秒と高速な状態が続いています。 太陽風の磁場(白線)は5nT程度と強いものではありません。 オーロラ活動に強く影響を及ぼす南向きの成分(赤線のマイナス方向)が時々現れていますが、 -3nT程度と弱かったため、磁気圏内は比較的穏やかでした。 AE指数を見ると、500nT前後のオーロラ活動が見られた程度で、 高速風による大きな乱れにはなっていません。 静止衛星軌道の高エネルギー電子は、 GOES-10衛星(青線)に続いてGOES-12衛星(赤線)もほぼ10の4乗の線に達しました。 衛星の運用では今後数日間注意が必要でしょう。 27日周期グラフからの推測ですが、高速太陽風はもう1日半程度続くと思われます。 前周期の傾向と同じであれば、このまま磁気圏が大きく乱れることはないでしょう。 その後は、4月4日頃まで静穏です。 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) CRL
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