宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 3/21 09:51 太陽風磁場の南向き成分の影響で、オーロラがやや活動的になっています。
2004/ 3/22 11:00 オーロラがやや活動的ですが、概ね静穏です。今週の後半から太陽風の状況が変わってきます。
2004/ 3/23 11:20 宇宙天気は今日も穏やかです。明後日以降、注意が必要になります。
2004/ 3/24 10:40 太陽、太陽風、磁気圏すべて穏やかです。太陽風磁場セクター境界が近づいています。
2004/ 3/25 11:21 太陽面で活動的な領域が上がって来た様です。太陽風磁場のセクター境界を越えています
最新のニュース

2004/ 3/26 10:41 更新
小規模フレアが活発に起きています。これからコロナホールのために太陽風の速度が上昇するでしょう。

担当 篠原

太陽風の磁場強度(ACEの白線)が10nTまで強まっています。
しかし、南向き(赤線のマイナス成分)の大きな変化は現れなかったので、磁気圏は静かな状態が続いています。
AE指数を見るとオーロラ活動はほとんど現れていません。
しかし、26日1時(世界時25日16時)頃から、磁場の振れ方が大きくなっている様です。
今後の変化に注意が必要でしょう。

太陽風の速度(黄色線)は420km/秒へわずかに上昇しています。
これからコロナホールのために更に上昇することが予想されます。
今日の図の3枚目に掲載している27日周期の図をご覧下さい。
緑色の線が太陽風の速度の変化を示しています。
27日前の2月28日から29日にかけて、速度が700km/秒へ上昇しています。
今日から明日にかけて同様の変化が見られる可能性があります。

一方で、磁場の変化はやや異なっているようです。
2月27-28日のグラフでは南北成分(赤線)が激しく上下に変動しています。
しかし、3月25日の赤線はさほど大きな変化はしていません。
今後の展開が注目されます。

太陽のフレア活動が活発になっています。
昨日からMクラス(中規模)やCクラス(小規模)のフレアが度々観測されています。
今後も中規模のフレアが発生する可能性がある様です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) CRL
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。