宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 3/26 10:41 更新 小規模フレアが活発に起きています。これからコロナホールのために太陽風の速度が上昇するでしょう。 担当 篠原 太陽風の磁場強度(ACEの白線)が10nTまで強まっています。 しかし、南向き(赤線のマイナス成分)の大きな変化は現れなかったので、磁気圏は静かな状態が続いています。 AE指数を見るとオーロラ活動はほとんど現れていません。 しかし、26日1時(世界時25日16時)頃から、磁場の振れ方が大きくなっている様です。 今後の変化に注意が必要でしょう。 太陽風の速度(黄色線)は420km/秒へわずかに上昇しています。 これからコロナホールのために更に上昇することが予想されます。 今日の図の3枚目に掲載している27日周期の図をご覧下さい。 緑色の線が太陽風の速度の変化を示しています。 27日前の2月28日から29日にかけて、速度が700km/秒へ上昇しています。 今日から明日にかけて同様の変化が見られる可能性があります。 一方で、磁場の変化はやや異なっているようです。 2月27-28日のグラフでは南北成分(赤線)が激しく上下に変動しています。 しかし、3月25日の赤線はさほど大きな変化はしていません。 今後の展開が注目されます。 太陽のフレア活動が活発になっています。 昨日からMクラス(中規模)やCクラス(小規模)のフレアが度々観測されています。 今後も中規模のフレアが発生する可能性がある様です。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) CRL
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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