宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 3/25 11:21 更新 太陽面で活動的な領域が上がって来た様です。太陽風磁場のセクター境界を越えています 担当 篠原 今朝、25日8時(世界時24日23時)にM1.5の中規模フレアが発生しました。 GOES衛星のX線観測によると、太陽面の東縁(左縁)から活動的な領域が上がって来た様です。 この領域は直前にもC7の小規模フレアを発生させています。 今後の活動に注意が必要でしょう。 24日18時(世界時24日9時)頃に太陽風磁場のセクター境界を越えた様です。 今日の3枚目の図に、27日前の太陽風の変化と比較する図を掲載しています。 図の2列目の青線がセクター境界の変化を示しています( T→A に変わっています)。 この図によると、前周期とほぼ同じ位置に境界があった様です。 これから、2日ほどかけて太陽風の速度が次第に上昇することが予想されます(コロナホールの影響です)。 また、磁場強度がこれから急激に増加して、磁気圏擾乱を引き起こすことが予想されます。 ACEの磁場データを見ると、既に磁場強度の上昇の気配が見えています。 磁気嵐など本格的な擾乱に発達するのは、太陽風の速度が上昇した後となるでしょう。 GOES衛星の太陽X線画像による太陽フレア。25日8時(世界時24日23時) (c) NOAA GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) CRL
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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