宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 3/24 10:40 更新 太陽、太陽風、磁気圏すべて穏やかです。太陽風磁場セクター境界が近づいています。 担当 篠原 太陽風は速度400km/秒を切って、現在は360km/秒に下がっています。 磁場の南向き成分の出現頻度が下がった事と重なって、オーロラ活動は低下しています。 AE指数では目立った変化は現れていません。 現在、太陽風磁場のセクター境界が近づいています。 27日前の前周期の様子から判断すると、今日から明日にかけて境界に達しそうです。 その後、コロナホールによる太陽風速度の上昇が起こり、 同時に磁場強度が急に強まって、磁気圏に強い擾乱をもたらすと予想されます。 乱れは6日間程度続きそうです。 オーロラが活発になり、弱い磁気嵐の様な状態になるかもしれません。 太陽表面の様子は常に変化しています。 太陽風の変化が前回の変化と必ず一致する訳ではありませんので、ご注意ください。 太陽X線の観測では、目立ったフレア活動は見られません。 黒点群の574群、578群がやや成長していますが、小規模フレアを起こす程度の様です。 太陽風磁場のセクター構造。桃色は地球向き、黄色は太陽向き。 (c) CRL ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|