宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (CRL)
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (CRL)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (CRL)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (CRL)
Dst予測 (CRL)
AE指数 (CRL)
Dst (京都大学)
CRL磁力計 (CRL)
シベリア磁場 (CRL)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (CRL)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 3/ 9 10:24 現在は太陽風、磁気圏ともに静かです。今後の磁気圏の乱れに注意して下さい。
2004/ 3/10 10:49 太陽風の速度が700km/秒へ上昇しています。オーロラ活動が激しくなっています。
2004/ 3/11 10:25 太陽風がたいへん高速です。磁気圏は小規模な磁気嵐状態になっています。
2004/ 3/12 10:28 高速太陽風は下がり始めています。昨夜はオーロラがとても活発でした。
2004/ 3/13 10:55 太陽風の速度はやや下がって550km/秒になりました。放射線帯の電子が増えています。
最新のニュース

2004/ 3/14 10:50 更新
太陽風の速度は450km/秒まで下がりましたが、オーロラ活動は活発です。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風は速度450km/秒まで下がりました(黄色線)。
コロナホールの影響からは抜けつつある様です。
一方、太陽風の磁場(白線)は、5nT程度とあまり強くないのですが、
南向き成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に現れていたために、
磁気圏へのエネルギーの流入が続き、オーロラ活動は比較的活発でした。
AE指数を見ると500nT前後の変動が続いています。
しかし、速度が既に低下していますので、これ以上激しい変化は起こらないでしょう。

昨日もお伝えしましたが、静止軌道の高エネルギー電子の増加状態が続いています。
赤線、青線ともに、衛星運用に障害が多くなると言われる10の4乗の線を越えています。
この状態は数日継続する可能性がありますので、引き続き注意が必要です。

今回のコロナホールはほぼ去ったと見られます。
SOHO EIT284カメラの太陽画像には、目立ったコロナホールは見られません。
これからしばらく静かな状態が続くでしょう。

太陽黒点570群が、きれいなふたつ目玉に見えています。規模は縮小傾向にある様です。
フレア(太陽爆発)も低調で、こちらも静かな状態が続きそうです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。