宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 3/12 10:28 更新 高速太陽風は下がり始めています。昨夜はオーロラがとても活発でした。 担当 篠原 高速太陽風が続いています。このため、静止軌道の高エネルギー電子の密度が上昇しています。 今日1枚目の図の、赤と青の線に注目して下さい。 衛星運用に支障が現れ始めると言われている10の4乗の線を越えています。 今後1週間程度この状態が続く可能性がありますので、ご注意ください。 太陽風は次第に速度(ACE衛星の黄色線)を落とし、600km/秒にまで下がっています。 しかし、依然高速ですので、注意が必要です。 11日23時(世界時11日14時)以降、太陽風磁場の南向き成分(赤線のマイナス成分)が 激しく揺れながら、大きく現れる傾向が続いています。 このため、地球磁気圏に太陽風からエネルギーが入り易くなり、オーロラ活動が大変活発になりました。 オーロラ活動の指標であるAE指数のグラフを見ると、ほとんどで500nTを越え、 時には1500nTに達する激しい変化を見せています。 高速太陽風の発生源である太陽のコロナホールは、太陽面を西へ(右へ)移動しています。 SOHO EIT284カメラの太陽画像を見ると、コロナホールの最後尾である左端が太陽の中心を越えました。 従って、後4日程度で高速風は終わるでしょう。 それまでは、太陽風磁場の状況によって現在の様にオーロラ活動が活発になることがあります。 太陽面では、黒点の570群が今も大きな姿を見せています。 X線データは静かですが、570群は小・中規模のフレアを起こす可能性がある様です。 GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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