宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 3/ 1 11:15 太陽風の速度が650km/秒へ上昇しています。磁気圏の乱れに注意して下さい。
2004/ 3/ 2 08:22 高速太陽風が続いています。オーロラ活動が活発になっています。
2004/ 3/ 3 10:54 太陽風は650km/秒と高速です。オーロラ活動がやや活発になっています。
2004/ 3/ 4 11:06 太陽風は高速状態が続いています。高エネルギー電子が増加しています。
2004/ 3/ 5 11:06 コロナホールの影響は弱まり、太陽風の速度は450km/秒へ低下しました。
最新のニュース

2004/ 3/ 6 10:35 更新
太陽風の速度は400km/秒まで下がり、磁気圏は静かになっています。

担当 篠原

太陽風の速度(ACE衛星の黄色線)は400km/秒に下がりました。
速度が遅くなったため、オーロラ活動は低調で、
オーロラの活動度を示すAE指数は変化がとても小さくなっています。

SOHO EIT284カメラの太陽画像では、太陽面の中心部にコロナホールは見られません。
東側(左側)寄りにコロナホール(太陽面のやや暗く見えている領域)が見えていますが、
この領域が地球に影響を及ぼすのは3月10日頃になる見込みです。

前周期の太陽風の変化を振り返ると、
コロナホールの前に太陽風磁場セクターの切り替わりがあります。
続いて、太陽風速度の上昇の前に磁場強度が急に強まり、弱い磁気嵐の状態になっていました。
3月9日頃からは注意が必要です。

太陽では、小規模フレアが度々起きています。
太陽黒点の567群が発生させているのですが、依然中規模のフレアを起こす可能性があるそうです。

静止衛星の高エネルギー電子の密度は現在も高いレベルが続いています。
太陽風の速度が下がりましたので、今後ゆるやかに減少するはずですが、
もうしばらく注意が必要でしょう。



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。