宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 3/ 1 11:15 更新 太陽風の速度が650km/秒へ上昇しています。磁気圏の乱れに注意して下さい。 担当 篠原 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています。 予想よりも早く高速風の領域に入った様で、昨日のニュース以降も速度の高い状態が続き、 2月29日11時(世界時29日2時)頃からは600km/秒を超えています。 一方、太陽風の磁場強度(白線)は5nT程度に下がり、 磁気圏の乱れを起こす磁場南向きの成分(赤線のマイナス成分)も弱い変化に留まっています。 そのため、沖縄の磁場変化を見たところ、現時点では大きな擾乱には発達していない様です。 ただし、太陽風の速度がたいへん速くなっていますので、 太陽風の磁場成分の変化によって、急にオーロラ活動が活発になる可能性があり、注意が必要です。 SOHO EIT284カメラの太陽画像を見ると、 この高速風の源となっているコロナホール(太陽の中心付近に見えるやや暗い領域)は、 太陽の北半球(上半分)を中心に、東西(左右)に大きく広がっています。 現在地球に影響を及ぼしているのは、西側(右側)の領域です。 コロナホールの広がりから考えて、今後5〜6日程度高速風が続く可能性があります。 先週大きなフレア(太陽爆発)を起こした太陽黒点の564群は次第に太陽の西縁に近づいています。 このところ目立ったフレアは発生していませんが、 中規模のフレアを起こす可能性はまだ残っているとのことです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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