宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/26 10:58 更新 太陽風、磁気圏ともにたいへん穏やかです。太陽では小規模フレアが頻発しています。 2004/ 2/26 11:59 追加 X1.2の大規模フレアが発生しました。 2004/ 2/26 21:26 追加 太陽放射線の増加は見られていません。磁気嵐の恐れも少ない様です。 担当 篠原 太陽風の速度がとても下がっています。現在、320km/秒にまで低下しました。 オーロラ活動もほとんど見られず(AE指数参照)、磁気圏はたいへん穏やかです。 SOHO EIT284カメラの太陽画像を見ると、 太陽の北西寄り(右上寄り)に小さなコロナホール(やや暗い領域)が見えています。 この領域の影響があるとすると、今日一時的な速度の乱れが発生するかもしれません。 しかし、限定的な乱れに留まるでしょう。 また、太陽の東側(左側)には広い別のコロナホールが見えています。 太陽の自転のため、このコロナホールはゆっくり西側(右側)へ移動して行きます。 5日程後に地球へ影響を及ぼす地点に到達する見込みです。 太陽風の速度が再び上昇し、磁気嵐やオーロラ嵐をもたらす可能性があります。 太陽では、Cクラスの小規模フレア(太陽爆発)が頻発しています。 25日21時(世界時25日12時)にはCクラスとしては大きめのC8の小規模フレアが発生しています。 太陽黒点564群が領域を拡大し発達を続けているためです。 今後もCクラスの小規模フレア(場合によってはMクラスの中規模フレア)を発生させそうです。 2004/ 2/26 11:59 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります GOES衛星のX線観測によると、 26日10時50分(世界時1時50分)にX1.2の大規模フレア(太陽爆発)が発生しました。 発生領域は、ニュースでも発達中とお知らせしていた564群です。 太陽放射線の増加や、磁気嵐発生の可能性などの追加情報にご注意ください。 2004/ 2/26 21:26 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります GOES衛星による太陽放射線(高エネルギーのプロトン放射)の増加は観測されませんでした。 また、電波観測などの様子から、CME(太陽プラズマの大規模な放出現象)の可能性は低いとの事で、 磁気嵐などの擾乱を地球にもたらす可能性も少なそうです。 SOHO C3などの太陽画像が更新され次第、最終的な確認を行いたいと思います。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) 2004/ 2/26 11:59 追加 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 2004/ 2/26 21:26 追加 GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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