宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/29 06:42 更新 太陽風の速度が500km/秒に上昇しています。磁気圏がやや乱れています。 担当 篠原 太陽風の速度が上昇し、南向き磁場の変化のために磁気圏がやや乱れた状態になっています。 ACE衛星の観測によると、28日10時(世界時28日1時)頃から太陽風の速度が急に500km/秒へ上昇しました。 太陽風の磁場は10nTを越える強さを保ち、南向き成分が大きくなる時間帯も頻繁に現れました。 そのため、磁気圏は弱い磁気嵐の様な状態になっていた様です。 沖縄の磁場変化をみると、太陽風の乱れと共に、 静穏レベルである青線から離れて下へ下がっています(下がる程、磁気嵐としての発達を意味します)。 オーロラ活動も500nT程度の活動が度々見られました。 この太陽風速度の上昇の原因ははっきりしません。 SOHO EIT284カメラに見えるコロナホールの位置からは、影響は明日以降と思われるのですが、 既にその影響下に入っているのかもしれません。 いずれにせよ、明日以降はコロナホールによる本格的な太陽風の乱れが始まると予想されます。 磁気嵐の発達などが予想されますので、注意して下さい。 太陽のフレア(太陽爆発)活動は、一段落して、小規模フレアが時々見られる程度です。 ただ、黒点群の564群はまだ見えていますので、引き続き注意は必要でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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