宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 2/19 11:46 太陽風、磁気圏は概ね静穏です。静止軌道の高エネルギー電子の密度は高い状態です。
2004/ 2/20 12:21 静かな状態が続いています。静止軌道の高エネルギー電子は少し下がりました。
2004/ 2/21 10:11 宇宙天気はたいへん穏やかです。太陽風速度は400km/秒です。
2004/ 2/22 07:06 磁気圏は静かです。静止軌道の高エネルギー電子密度は下がりました。
2004/ 2/23 10:50 磁気圏は静穏です。小規模な太陽フレアが起こり易くなっています。
最新のニュース

2004/ 2/24 11:00 更新
太陽から太陽風、磁気圏まですべて静かです。

担当 篠原

現在も穏やかな状態が続いています。
太陽のフレア活動は低調で、Cクラスのフレアも見られなくなっています。
しかし、黒点の564群は成長を見せていますし、その左下には新しい黒点群が現れつつあります。
状況の変化には注意が必要と思われます。

太陽風は速度(黄色線)は400km/秒と遅い状態が続いています。
磁場強度(白線)は5nTで、北寄りが主ですが、
時々南を向いて(赤線のマイナス方向)小規模なオーロラ活動を起こしている様です(AE指数参照)。
速度が遅い間は激しい活動には発展しないでしょう。
昨日お知らせしましたセクター構造の切り替わりはまだ起きていません。
前周期より遅れている様です。

現在、小規模なコロナホールが太陽の中心線を過ぎ、西へ移動しています。
明日頃に一時的に太陽風の速度の上昇が見られるかもしれません。
短期間に留まると思われます。
一方、太陽の東側(左側)から、大規模なコロナホールが上ってきています。
来週はこの影響で磁気圏が乱れる期間になりそうです。



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。