宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/23 10:50 更新 磁気圏は静穏です。小規模な太陽フレアが起こり易くなっています。 担当 篠原 太陽風は400km/秒程度を続けており、地球の磁気圏も静かな状態が続いています。 27日の太陽周期プロットを見ていただきたいのですが、 今日、太陽風磁場のセクター(領域)の切り替わりが来そうです。 (図のセクター欄の青線が上から下へ下がる変化。1/27と12/31にこの変化が見られています) 太陽から太陽風に乗って飛び出して来る太陽磁場の方向には、 「太陽から外側へ」、「外側から太陽へ」の2つの方向があります。 今日の1枚目の図に太陽風磁場の地球軌道への広がりを色分けした図を掲載していますが、 桃色は太陽から外側へ、黄色は外側から太陽へ磁場が向いている領域を示しています(青丸が地球です)。 中心に見える太陽の自転(反時計回り)に伴って、水をまく様に周囲に広がっています。 この色の切り替わりの部分に地球が来ているのです。 前周期、前々周期の変化を見ると、セクターの切り替わりに伴って太陽風の速度がやや上昇したり、 磁場が激しく南北に振れたりという変化が見られます。 今回も同様の変化が見られる可能性がありますので、注意が必要です。 太陽では、黒点の564群が昨日から急に発達しています(昨日のニュースの写真と比較して下さい)。 それに伴って、太陽X線の背景強度が増加し、小さなC1クラスのフレア(太陽爆発)を頻発するようになりました。 これからもCクラスの小規模フレアを起こす可能性が指摘されています。 黒点群が更に発達すると、Mクラスの中規模フレアも考えられるとのことです。 太陽風磁場のセクター構造。桃色は地球向き、黄色は太陽向き。 (c) CRL ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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