宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/16 11:12 更新 太陽風は高速状態が続いています。コロナホールの影響から間もなく抜けるでしょう。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は 15日12時〜16日1時(世界時15日3〜16時)にかけて再び700km/秒へ上昇しました。 その後低下し、現在は600km/秒前後で推移しています。 太陽風の磁場は、強度(白線)、南北成分(赤線)ともこれまでの傾向が続いています。 南北成分は揺れる様に変化し、-3nT前後の南向き成分が頻繁に現れています。 このため、オーロラ活動も一日を通してやや活発な状態が続いていました (AE指数では500nT程度の変化が継続的に現れています)。 太陽風は高速ですが南向き成分があまり強くはないため、激しい擾乱には至っていません。 コロナホールの影響が及ぶ領域からそろそろ抜ける頃だと思われます。 SOHO EIT284カメラの太陽画像では、コロナホールは西側(右側)へ去りつつあります。 高速太陽風が続くのは今日1日程度ではないかと思われます。 GOES衛星による、静止衛星軌道の高エネルギー電子は更に増加を示しています。 今日1枚目の図をご覧下さい。 青線に顕著ですが、一日で最も少なくなる時間帯でも 衛星の運用に支障が発生すると言われる10の4乗の線を越える様になりました。 一方、太陽活動はたいへん静かです。 黒点は大規模なものは見られず、フレア(太陽爆発)活動もすっかり見られなくなりました。 GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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