宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/14 10:31 更新 コロナホールの影響は続いています。磁気圏の高エネルギー電子が急増しています。 担当 篠原 コロナホールの影響で高速太陽風が続いています。 現在も600km/秒台を上下するような状態が続いています(ACE衛星の黄色線)。 太陽風の磁場強度(白線)は5nTに留まっていますが、南北成分(赤線)は常に南北に変化していました。 磁気圏擾乱に重要な南向きの成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に現れたため、 AE指数は一日を通して500nT前後の変化を示しており、オーロラ活動はやや活発だった様です。 磁場の全強度がさほど大きくはなかったので、 南向き成分も-3nT程度の変化に留まっており、激しい磁気圏擾乱には至らなかったのでしょう。 太陽風は依然高速ですので、磁場の変化によっては擾乱が急に激しくなることも予想されます。 高速太陽風の影響で、静止衛星軌道の高エネルギー電子の密度が急増しています。 今日の1枚目の図のGOES衛星のデータをご覧下さい。 赤線と青線で示している2MeV以上の高エネルギー電子が、 衛星運用に支障が見られ始める目安と言われる10の4乗の線を越えています。 高速風はまだ続いていますので、しばらく注意が必要でしょう。 SOHO EIT284カメラの太陽画像に見えるコロナホール(やや暗い領域)は、 東端(左端)が太陽の中心を過ぎつつあります。 コロナホールの影響はあと2〜3日は続くと予想されます。 太陽のフレア(太陽爆発)活動はたいへん静かです。 黒点群も目立った規模のものは無く、しばらく静かな状況が続きそうです。 GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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