宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 2/ 3 10:44 更新 太陽風の速度が600km/秒へ上昇しています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEデータの黄色線)は再び上昇に転じ、600km/秒に上がっています。 一方、10nTを超えていた磁場強度(白線)は徐々に減少して、5nT近くにまで下がっています。 2日13時〜3日2時(世界時2日4〜17時)にかけて、南向き磁場(赤線)が強く現れる時間帯が続きました。 このため地球ではオーロラ活動が活発になり、 AE指数がしばしば1000nTを超えるオーロラ活動が北極圏で見られた様です。 その後は、強い南向き成分(赤線)は現れなくなったため、磁気圏は静穏な状態に落ち着いています。 しかし、太陽風の速度が高い間は磁場の状況の変化に注意が必要です。 SOHO EIT284カメラに見えるコロナホールの様子から、今後も3〜4日程度高速状態が続く可能性があります。 磁気圏が比較的静穏なまま、太陽風が高速な状態が続いています。 GOES衛星の観測による静止衛星軌道の高エネルギー電子の密度が増えつつあるようです。 1枚目の図に示していますが、赤線と青線が次第に上昇しています。 10の4乗の横線に近づくと、衛星運用に支障が発生し始めると聞いています。 GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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