宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/31 10:17 更新 太陽風が高速になっています。コロナホールのため、これから長期間擾乱が続きそうです。 担当 篠原 昨日夕方から太陽風は急に速度を上げ、30日20時(世界時30日11時)には700km/秒に達しました。 その後速度はやや下がり、現在は600km/秒に戻っています。 太陽風の磁場は10nTレベルが継続しましたが、 速度の上昇に反する様に南向き成分は穏やかになったため、磁気圏の擾乱は活発にはなりませんでした。 オーロラの活動を示すAE指数では、 30日20時(世界時30日11時)頃に1000nTに達する変化を示していますが、その他では低調でした。 この時間帯が活発になったのは、 30日15〜19時(世界時30日6〜10時)に太陽風磁場の南向き成分が激しく現れた事に関係しています。 この時間帯ではありませんが、アラスカの観測所で撮影されたオーロラ画像を掲載しています。 この高速風の原因がコロナホールなのかどうかは分かりませんが、 いずれにせよこのままコロナホールによる高速風が続くと思われます。 これから1週間程度、高速な状態が続くと予想されます。 磁気嵐の発達などに注意が必要です。 SOHO EIT284カメラの太陽画像の東端(左端)が明るくなって来ました。 新しい活動領域が地球側に回って来た様です。 下側の明るい領域は、太陽黒点の写真では546群と番号が付けてあります。 31日1:27(世界時30日16:27)にアラスカの全天カメラで撮影されたオーロラ (c) CRL/SALMON SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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