宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/27 11:51 更新 太陽表面、磁気圏ともに静かです。これから短期間の磁気擾乱が見られる可能性があります。 担当 篠原 太陽表面から黒点がほとんど見えなくなっています。 活動領域が西没(右端へ移動している)しつつあるため、 フレア(太陽爆発)の活動も東端(左端)から新しい黒点群が上がってくるまで、しばらく静かになりそうです。 GOESのX線観測でも、唯一目立っているCクラスのフレアは、沈みつつある黒点群が発生させたものです。 太陽風の速度(ACEデータの黄色線)は400km/秒に下がっています。 しかし、磁場強度(白線)は5〜10nTの強度が続いています。 磁場が南を向く時間帯(赤線が負の方向に振れる)が多くなっているため、 オーロラなどの磁気擾乱がやや活発になっています(AE指数の図を参照)。 ただし、太陽風の速度が低いために、あまり大きな乱れにはなっていません。 SOHO EIT284カメラによると、太陽中心からやや右寄りに小さなコロナホールが見えています。 これからこのコロナホールの影響で、一時的に太陽風の速度が上昇する事が予想されます。 コロナホールが小さい事から、影響は比較的短時間で終わるのではないかと思われます。 一方、太陽風磁場のセクター構造の切り替わりが近づいています。 今日の一枚目の図にセクター構造の予想の図を示しています。 (セクター構造の切り替わりについては、2003/12/5の記事をご覧ください) 領域が切り替わる時に、太陽風の様子が大きく変わる事があります。 これによる磁気擾乱にも注意が必要です。 太陽風のセクター構造 (c) CRL SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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