宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 1/22 10:46 更新 衝撃波が到着しました(太陽風速度700km/秒)。これから磁気嵐が始まる可能性があります。 2004/ 1/22 12:06 追加 10時半(世界時1時半)頃に衝撃波が地球に到達し、地上磁場の急増が観測されました。 担当 篠原 22日10時(世界時22日1時)にACE衛星が太陽風の衝撃波の到来を観測しました。 太陽風の速度(黄色線)が700km/秒に急上昇し、磁場強度(白線)は20nTに達しています。 太陽風プラズマ粒子の密度(橙色線)も10-20個/ccと10倍程度濃くなっています。 太陽風がACE衛星から地球へ到達するまでに30分程かかりますので、 衝撃波はそろそろ地球へも届いたと思われます。 磁場強度が大変強くなっていますので、大きな磁気嵐をもたらす可能性があります。 太陽風磁場の南北成分(赤線)の動向に注目して下さい。 南向き成分が強くなる(赤線が負方向に大きくなる)と磁気嵐は大きく発達します。 (記事執筆時点では北寄りの傾向が見られますので、磁気嵐には至らない可能性もあります) 2004/ 1/22 12:06 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 太陽風の衝撃波が地球に到達しました。 22日10時半(世界時22日1時半)に沖縄の磁場データに急な増加が観測されています。 沖縄での振幅は30nTを越えておりで、衝撃波に伴う変化としては比較的大きなものです。 (その後更に強まっているため、上に大きく延びて見えます) 同様の磁場変化は全世界的に観測されています。 太陽風磁場は強度が15nT程度へ次第に弱まっています。 現在も北寄りの傾向が続いています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 2004/ 1/22 12:06 追加 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|