宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 1/18 06:36 更新 太陽風は高速です(550km/秒)。M5の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 高速太陽風が続いています(ACEの黄色線)。 昨日は650km/秒とたいへん速い状態が半日ほど続き、 その後、17日21時(世界時17日12時)頃からやや低下し、550km/秒になっています。 しかし、SOHO EIT284カメラに見えるコロナホール(やや暗くなって見える領域)は 東西(横方向)に大きく広がっていますので、高速風は今後も数日続くでしょう。 太陽風磁場(ACEの白線)は5nTレベルへやや下がり、その状態が続いています。 比較的北よりの傾向を持っていましたので(赤線)、 磁気圏の擾乱はあまり活発なものではなかった様です。 高速太陽風が続いていますので、南寄りに傾向が変わった場合には注意してください。 また、高速風が続いているため、静止衛星軌道の高エネルギー電子の増加が観測されています。 10の4乗の注意レベルに達しています。 18日3時(世界時17日18時)にM5の中規模フレア(太陽爆発)が発生しています(GOES X線データ)。 これは太陽面の中央やや東寄り(左寄り)に見える540黒点群が起こしたフレアです。 変化の様子から、大きなCME(太陽ガスの放出)は起こしていないだろうと思われます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|