宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 1/14 10:55 太陽風の速度、密度に急な上昇が見られました。その影響でオーロラが活発化しています。
2004/ 1/15 11:10 太陽風の速度は低下し、磁気圏は比較的静かになっています。次のコロナホールに注意して下さい。
2004/ 1/16 10:39 太陽風の速度が上昇しています。オーロラ活動が強まっています。
2004/ 1/17 06:36 太陽風の速度は600km/秒まで上昇しています。オーロラ活動が活発になっています。
2004/ 1/18 06:36 太陽風は高速です(550km/秒)。M5の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2004/ 1/19 11:43 更新
550km/秒の高速太陽風が継続しています。

担当 篠原

今日1枚目の図にIMAGE衛星が観測したオーロラ画像を掲載します。
1月16日(世界時1月15日)に観測されたオーロラです。
写真は、地球を横に見る構図になっています。
左が北極、右が南極、上が昼側で太陽の光が当たっています。
右の南極地域に丸いドーナツ状にオーロラが光って見えています。
反対の北極側(左)にも微かにオーロラの光が見えています。
衛星観測ならではの南極と北極のオーロラ同時撮影です。

ACE衛星の観測によると、太陽風は550km/秒前後の高速状態が続いています(黄色線)。
全磁場強度(白線)は5nTを超える程度の強さを保っています。
そのため、南向き成分(赤線)が卓越した場合に、オーロラ活動が活発になっています。
例えば、19日4-7時(世界時18日19-22時)に太陽風磁場が南向きになっている時間帯がありますが、
これに対応する様に、19日5-8時(世界時18日20-23時)に
AE指数が500nTに達するオーロラ活動が見られています。

SOHO EIT284カメラの太陽画像では、
コロナホール(暗く見えている領域)が太陽の中心付近を通過しきった様です。
このことから、あと4日程度太陽風が高速な状態が続くと思われます。



IMAGE衛星が観測したオーロラ。右に南極の、左に北極のオーロラが見えている。
(c) SSL, UC Berkeley / CRL


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。