宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/16 10:39 更新 太陽風の速度が上昇しています。オーロラ活動が強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACE衛星の黄色線)が緩やかに上昇を始めています。 15日21時(世界時15日12時)頃の450km/秒から次第に上がり、現在は550km/秒を越えています。 コロナホール(SOHO EITカメラ太陽面のやや暗く見えている領域)の影響が及び始めているのかもしれません。 前周期のコロナホールの影響は(2003/12/21-24)最高600〜650km/秒でしたので、 もうしばらく速度の上昇が続きそうです。 SOHO EIT284カメラでコロナホールの様子がたいへん良く見えています。 27日前の前周期(太陽の自転によって、前回同じ面が地球を向いていた時)の太陽の様子と比較してみます。 SOHO EIT284画像の左が最新の太陽。右が27日前の太陽です。 太陽の北極(上端)から赤道へ向けて暗いコロナホールが南北(縦方向)に広がっている様子が分かります。 赤道へ下がって来たコロナホールは、太陽の東端(左端)へ向かって曲がりながら更に広がっています。 地球へ影響を及ぼすのは、主に赤道域に広がっているコロナホールです。 前回と今回のホールの分布を比較すると、東(左)へ向かって延びている部分がかなり拡大しています。 従って、今回のコロナホールの影響は一週間程度継続するのではないでしょうか(前回は4日程度でした)。 一方、太陽風磁場は全磁場の強度が10nTと強い状態が続いています。 太陽風の速度上昇に合わせて、南北成分が大きく乱れるようになりました。 そのため-5〜-10nTの強い南向き磁場が頻繁に現れる様になり、オーロラ活動が活発になっています。 オーロラ活動の指標であるAE指数は、15日23時(世界時15日14時)以降500〜1000nTの変化が続いています。 太陽黒点は537、540群が見えていますが、規模は大きなものではありません。 GOES衛星のX線観測では、フレア(太陽爆発)の活動も昨日はCクラスの小規模爆発を起こしている程度です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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