宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/12 06:34 更新 太陽風速度は一時的に700km/秒へ達しました。現在は550km/秒へ下がっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風は11日16時(世界時11日7時)に700km/秒まで上昇しました。 高速状態は半日程続き、その後再び550km/秒まで戻っています。 太陽風磁場は10nTの強い状態が続いています。 太陽風速度の上昇と共に南向きの傾向が現れたために、オーロラの活動が一時活発になりました。 SOHO EITカメラの太陽画像の、西側の北寄り(右側の上寄り)に見えているコロナホールのため、 もう1〜2日程度は高速風が続く可能性があります。 また、東側(左側)にも新たに南北に延びるコロナホールが見えています。 次の擾乱要因として、1週間程後にこの領域が地球に影響を及ぼす事になるでしょう。 太陽フレア(太陽爆発)は昨日は目立った活動はありませんでした。 536、537の両黒点群は規模としては縮小傾向にある様です。 この数日間太陽風が高速になっているため、地球周辺の放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 図の1枚めに、GOES衛星による静止衛星軌道上の高エネルギー電子の変化を示しています。 赤、青線は2MeV以上というエネルギーの非常に高い電子の量を示しています。 黒い横線がいくつか引いてありますが、この中の10の4乗の線に注目して下さい。 宇宙天気環境が悪化すると、人工衛星ではさまざまな障害が発生します。 高エネルギー電子が10の4乗の線を越える頃から、障害の発生が始まると言われています。 青線がこの10の4乗の線を越えつつあり、衛星運用では注意が必要です。 GOES衛星よる、静止衛星軌道上における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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