宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/11 10:38 更新 太陽風速度は550km/秒が続いています。小さな衝撃波が届いた様です。 担当 篠原 ACE衛星による太陽風の観測によると、11日3時(10日18時)に速度、密度の急な上昇が見られます。 9日に発生したフレア(太陽爆発)による衝撃波の可能性があります。 上昇は小さいものでしたので、磁気圏への影響はほとんどありませんでした。 太陽風の速度(黄色線)は550km/秒が続いています。 太陽面赤道付近のコロナホールはほとんど通過しましたが(SOHO EITカメラ)、 太陽中央やや右上の北よりの領域に別のコロナホール(暗く見える部分)があります。 この領域の高速風が地球へ及ぶ場合には、これからもしばらく高速風が続く可能性があります。 しばらく注視が必要です。 磁場強度(白線)は10nTと大きい状態が続いています。 現在は北向き主体ですので、地球への影響は小さいですが、 南寄りに変わった場合はオーロラ活動が活発になるでしょう。 太陽風の速度が高い間は注意が必要です。 太陽のフレア活動は、現在はやや落ち着いた状態に戻っています。 しかし、537黒点群はエネルギーを蓄えているとのことで、大きなフレアを発生させる可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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