宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です



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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2003/12/21 07:19 コロナホールの影響で、太陽風の様子が大きく変わっています。
2003/12/22 10:26 コロナホールのために太陽風は高速ですが、大きな擾乱には発達していません。
2003/12/23 06:51 太陽風速度は600〜650km/秒で続いています。磁気圏擾乱はあまり見られません。
2003/12/24 11:01 コロナホールの影響は弱まり、太陽風の速度は低下しつつあります。
2003/12/25 10:20 太陽風の速度は400km/秒まで低下しました。しばらく大きな乱れは起こらないでしょう。
最新のニュース

2003/12/26 08:29 更新
磁気圏は静穏です。太陽風速度は360km/秒に下がっています。

担当 篠原

太陽は赤道付近は地球に対して27日で一周します。
そのため太陽風の変化は27日周期で繰り返す傾向があります。
一枚目に27日単位で過去の太陽風の速度変化を示した図を掲載しています。
赤線が過去27日、青線は更に27日前(27-54)、黒線はその27日前(54-81)の太陽風の速度変化です。

現在は図の左端に当たり、
グラフの右へ向かう変化がこれから地球へ届くと予想される太陽風の変化の様子を示しています。

線がばらついていますが、この図からこれからの変化を予想すると、
これから10日間ほどは比較的穏やかな状態で推移しそうです(小さな擾乱はありますが)。
10日後から急激に速度が700〜800km/秒まで上昇し、その後1週間程高速な状態が続きそうです。
この期間に磁気嵐が発達したり、オーロラ活動が活発になると予想されます。

さて、今日は太陽風の速度は360km/秒まで下がり、すっかり穏やかになりました。
オーロラ活動を示すAE指数は26日1時(世界時25日15時)頃に活動が見られた程度です。
沖縄の磁場変化も、青線で示している静穏レベルに戻っています。

太陽では、Cクラスの小規模なフレア(太陽爆発)が活発に発生していました。



太陽風速度の27日間の変化
(c) CRL


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) CRL



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。