宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2003/12/23 06:51 更新 太陽風速度は600〜650km/秒で続いています。磁気圏擾乱はあまり見られません。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は600〜650km/秒と高速な状態が続いています。 しかし、太陽風磁場の南北成分(赤線)が北より(+側)を保っているため、磁気圏内の擾乱はあまり発達していません。 オーロラ活動を示すAE指数の図を見ても、時折500nT程度の活動が見られる程度です。 沖縄の磁場データも20日に太陽風が高速になった時に-30nTほど下がった後、その状態で安定しており、 大きな乱れは見られません。 高速太陽風はもうしばらく続くと思われますので、 太陽風磁場の状況が変わって、南より成分(赤線がー側に振れる)が大きくなると擾乱が発達する可能性があります。 コロナホールの影響を抜けるまでは、ACE衛星の磁場データに注意が必要です。 GOES衛星による太陽X線データを見ると、Cクラスの小規模なフレア(太陽爆発)が頻発しています。 これは太陽黒点群の528番が活発に活動しているためです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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