宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2003/12/24 11:01 更新 コロナホールの影響は弱まり、太陽風の速度は低下しつつあります。 担当 篠原 ACE衛星のデータによると、太陽風の速度(黄色線)は昨日より緩やかに低下を始め、500km/秒を切りました。 磁場の強さ(白線)は4nT程度とやや小さく、北よりの傾向が続いています(赤線)。 このため、オーロラ活動はAE指数によると、継続的ではありますが250nTの弱い活動が現れていた程度です。 SOHO EIT284の太陽画像によると、 コロナホール(太陽表面のやや暗い領域)はすっかり西縁(右端)に移動してしまいました。 まだ多少コロナホール領域が残っていますので、もう2日ほど太陽風がやや速い状態が続く可能性があります。 太陽ではCクラスの小規模なフレア(太陽爆発)が一昨日から頻発しています。 これは太陽黒点の525、528群が活発に活動しているためです。 今日、一枚目にお見せしている写真はGOES衛星による太陽のX線による画像です。 太陽黒点の写真(ニュースの一番下に表示しています)と比べてみて下さい。 525、528番のあたりが特に明るく見えています。 X線で太陽を見ると、普通の光で見る太陽とはずいぶん様子が異なって見えます。 GOES衛星による太陽のX線画像 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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