宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:48)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 3 08:46 C5.0
05:56 C4.1
9/ 2 23:41 C6.1
23:18 C2.9
17:52 C1.9
04:15 C3.9
9/ 1 17:56 C2.5
12:07 C4.8
03:00 C6.8

黒点  9/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
4191 5 β ---
4197 11 βγ C5
4199 3 β C6
4200 4 β ---
4201 1 α ---
4202 2 α C7
4205 1 α ---
4206 1 α ---
4207 10 β C2
4208 2 β ---
4209 2 β ---
4210 2 β ---
4211 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 546 -4.2
-2 h 560 -5.4
-4 h 557 -8.3
-6 h 543 -8.5
-8 h 574 -3.5
-10 h 578 +6.6
-12 h 561 +10.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -88 -/ -
-2 h -74 -/ -
-4 h -52 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
9/ 3 0.3 2x10^2
9/ 2 3.5 4x10^2
9/ 1 6.5 3x10^2
8/31 2.0 4x10^2
8/30 2.8 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/29 14:38 太陽風は平均的な状態です。Mクラスのフレアが続いています。
2025/ 8/30 14:11 太陽風はやや低速になっています。フレアの発生は少なくなっています。
2025/ 8/31 07:32 M2.7の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEが発生しています。
2025/ 9/ 1 11:12 CMEによる太陽風の乱れは、明日の朝、2日6時(世界時1日21時)頃に到来する可能性があります。
2025/ 9/ 2 10:19 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動はあまり強まっていません。
最新のニュース

2025/ 9/ 3 09:48 更新
太陽風の乱れは続いています。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風の強まりは続いています。
速度は、昨夜までは600km/秒付近で推移していましたが、
その後は次第に低下して、現在は550km/秒です。
高速の状態は続いています。

一方、磁場強度は、20nTから15nTへ下がりますが、
再び深夜にかけて24nTへ強まり、
その後下がって、現在は12nTです。

注目していた太陽風磁場の南北成分は、
3日0時(世界時2日15時)頃に
北向きから南向きに切り替わり、
-10nTくらいまで強まって、
現在は-4nTと変化は小さくなっています。

磁場が南向きに切り替わる頃から磁気圏の活動も活発になり、
AE指数は、1500〜2000nTに達する激しい変化が発生しています。
ただ、強まりの時間は短く、
グラフの最後は500nTを超えるくらいの中規模の変化に下がっています。

この後は、太陽風の乱れは次第に弱まり、
一旦穏やかな状態に戻りそうです。
その後、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の
南東側(左下)に見えているコロナホールの影響がやって来そうです。
27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、
9月5〜6日頃でしょうか。


太陽は、北西(右上)の4199黒点群でC6.1、
南西(右下)の4197群でC4.2、C4.9
などの小規模フレアが発生しています。

全体としては比較的穏やかな状態です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。