宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 9/ 3 09:48 更新 太陽風の乱れは続いています。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風の強まりは続いています。 速度は、昨夜までは600km/秒付近で推移していましたが、 その後は次第に低下して、現在は550km/秒です。 高速の状態は続いています。 一方、磁場強度は、20nTから15nTへ下がりますが、 再び深夜にかけて24nTへ強まり、 その後下がって、現在は12nTです。 注目していた太陽風磁場の南北成分は、 3日0時(世界時2日15時)頃に 北向きから南向きに切り替わり、 -10nTくらいまで強まって、 現在は-4nTと変化は小さくなっています。 磁場が南向きに切り替わる頃から磁気圏の活動も活発になり、 AE指数は、1500〜2000nTに達する激しい変化が発生しています。 ただ、強まりの時間は短く、 グラフの最後は500nTを超えるくらいの中規模の変化に下がっています。 この後は、太陽風の乱れは次第に弱まり、 一旦穏やかな状態に戻りそうです。 その後、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 南東側(左下)に見えているコロナホールの影響がやって来そうです。 27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、 9月5〜6日頃でしょうか。 太陽は、北西(右上)の4199黒点群でC6.1、 南西(右下)の4197群でC4.2、C4.9 などの小規模フレアが発生しています。 全体としては比較的穏やかな状態です。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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