宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
今日、X1.9の大規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/20 09:01 M4.6
08:41 X1.9
06:18 C4.4
04:17 C5.9
6/19 18:08 C8.0
17:22 C2.3
16:15 C6.0
15:41 C5.9
12:58 C4.5
08:09 C4.1
06:35 C3.0
05:40 C2.0
01:10 C3.0
6/18 22:47 C2.6
21:29 C5.2
20:11 C4.7
18:17 C6.9
17:32 C3.9
14:30 C5.5
12:31 C5.9
12:07 C9.2
08:48 M1.5
06:43 X1.2
05:52 C3.4

黒点  6/20 (NOAA)
磁場 フレア
4111 2 α ---
4114 32 βγ X2
4115 5 βγ C9
4116 2 α C4
4117 9 βγ M2
4118 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 519 -1.7
-2 h 511 +2.2
-4 h 512 +3.8
-6 h 501 -0.4
-8 h 498 +1.9
-10 h 536 -0.9
-12 h 488 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
6/20 0.3 2x10^3
6/19 0.4 1x10^3
6/18 0.3 2x10^3
6/17 0.3 1x10^3
6/16 0.3 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/15 13:28 高速の太陽風が到来して、550km/秒に高まっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 6/16 12:28 太陽風は平均的な速度に戻っています。M8.6の中規模フレアが発生しました。
2025/ 6/17 12:38 太陽風はやや高速になっています。M6.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 6/18 12:37 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速です。
2025/ 6/19 13:27 太陽風は、550km/秒と高速になっています。
最新のニュース

2025/ 6/20 13:21 更新
X1.9の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。

担当 篠原

今朝、20日8時半(世界時19日23時半)に、
太陽の北西側(右上)の4114黒点群で、
X1.9の大規模フレアが発生しました。
4114群では、世界時17日のX1.2に続くXフレアです。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
CME(コロナ質量放出)は特に起きていない様です。

その他の領域では、
南東(左下)の4117群でCC5.9、
南西(右下)の4116群でC4.4の小規模フレア
などが発生しています。


太陽風は、500km/秒前後と高速の状態が続いています。
磁場強度は、8nTから9nTへ少し強まっています。

磁場の南北成分は、弱い北寄りになっていて、
グラフの中ほどと最後で南向きの変化が発生しています。
磁気圏は基本的に穏やかで、
磁場が南向きになった頃に
AE指数で600nTくらいの変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは南西側に進んでいて、
影響はもう4日くらいでしょうか。
一方、東側(左側)の赤道付近から北側に
コロナホールが伸びています。
次の高まりはこの領域の影響になりそうです。



4114黒点群で発生した、X1.9の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。