宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:28)
今日、M6.8の中規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/15 12:01 C7.5
07:52 M6.8
05:48 C8.3
03:48 C4.3
02:56 M1.0
02:06 C3.4
6/14 23:37 C4.9
22:25 C2.7
17:48 C3.3
11:31 C5.0
05:52 M1.2
03:38 C2.5
02:07 C2.9
6/13 22:48 C3.1
15:41 C2.4
08:26 C3.9
02:42 C5.8

黒点  6/15 (NOAA)
磁場 フレア
4105 9 β M7
4107 3 β ---
4110 12 β C2
4111 1 α ---
4113 1 α C4
4114 19 βγ C8
4115 3 β C6
4116 8 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:14 543 +3.1
-2 h 523 +4.0
-4 h 502 +4.2
-6 h 499 +1.7
-8 h 495 +2.3
-10 h 489 -2.5
-12 h 506 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -42 -/ -
-10 h -41 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
6/15 0.3 5x10^2
6/14 0.3 2x10^3
6/13 0.3 1x10^3
6/12 0.3 2x10^3
6/11 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/10 13:38 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2025/ 6/11 12:30 太陽風は平均的な状態です。磁気圏では弱い活動が起きています。
2025/ 6/12 13:18 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が強まっています。
2025/ 6/13 13:57 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が激しくなっています。
2025/ 6/14 12:29 太陽風磁場の南向きの強まりが続いています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2025/ 6/15 13:28 更新
高速の太陽風が到来して、550km/秒に高まっています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュースの後450km/秒から500km/秒に高まり、
高速の状態に達しました。
SDO衛星AIA193の南半球に見えていた
コロナホールの影響が始まった様です。

太陽風の速度は、グラフの最後で550km/秒へ高まっています。
27日周期の図を見ると、
前周期の高速風は、5月17日に700km/秒まで高まっています。
今回の高速風はどの様に推移するでしょうか。

太陽風の磁場強度は、12nTから7nTへ下がっています。
南北成分は、グラフの前半は南北に変化していますが、
中盤で0nT付近になり、後半は北寄りで推移しています。

磁気圏の活動もこれに対応していて、
AE指数は次第に変化が小さくなり、
最後は穏やかになっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球のコロナホールは、
南東の端(左下)にかけて大きく広がっています。
影響はしばらく続きそうです。


太陽は、南西の端(右下)に近付いた4105黒点群で、
15日3時(世界時14日18時)にM1.0、
15日8時(世界時14日23時)にM6.8と、
中規模フレアが2回発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

中心部北東側の4113、4114群も、
C4.9、C4.3、C8.3、C7.5と小規模フレアが続いています。
中心に近いので注目して下さい。



4105黒点群で発生した、M6.8の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。