宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College ![]() |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
![]() |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2025/ 5/17 09:46 更新 太陽風は平均的な速度ですが、磁場が強まっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、420km/秒前後と平均的な速度が続いています。 磁場強度も、前半は6nTと平均的な値でしたが、 後半から強まり始め、最後は15nTに強まっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は4月20日から磁場が強まり始め、 4月21日から速度が高まっています。 この変化が少し早めに回帰しているのでしょうか。 この後の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は南寄りの傾向が続き、 -5nT程度の変化から、最後は-10nTに南向きが強まっています。 速度が高まっていないこともあり、ここまでの影響は限定的で、 AE指数は300〜500nT程度の小規模の変化が続いていました。 しかし、AE指数の最後で、 1000nTの大きい変化が発生しています。 この後はどうなるでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 南半球側にコロナホールが大きく広がっていて、 先頭(右端)が南西側(右下)に進んでいます。 今後、この領域から吹き出している高速の太陽風が 地球にやって来ると思われます。 注目して下さい。 太陽は、フレアの発生が少なくなり、穏やかな状態です。 X線グラフは、全体の強度も下がっています。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |