宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/13 13:07 更新 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏はとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、450km/秒から380km/秒へ下がり、 現在は390km/秒程度になっていて、 平均的な状態で推移しています。 磁場強度は、多少上下していますが、 10nT程度に強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。 このため磁気圏は穏やかで、 AE指数はほとんど変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の南東側(左下)にコロナホールの広がりが見えています。 6日後くらいから、この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は4月21日から高速風が始まっています。 太陽コロナの写真を比較すると、 今回はコロナホールの位置が少し左側に変化しています。 このため、高速風の始まりは前周期よりも 少し遅れるのではないでしょうか。 前回の太陽風は700km/秒まで速度が高まりました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽では、今朝、13日5時(世界時12日20時)頃から、 北側でフィラメント噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 これを見ると、同じ頃に太陽の向こう側で プロミネンス噴出が発生していて、 2つの噴出が重なる様に太陽の上側に飛び出しています。 目立つ規模のフレアの発生はなく、 フレアの活動としては穏やかな状態です。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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