宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
昨日、M1.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/23 --- ---
4/22 18:36 M1.3
09:54 C9.9
03:28 M1.9
4/21 09:13 C3.9
02:04 C4.3

黒点  4/23 (NOAA)
磁場 フレア
4062 15 β M2
4063 2 β M1
4064 18 β C4
4065 1 α ---
4067 2 β ---
4068 3 β ---
4069 4 β ---
4070 4 β ---
4071 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 548 +2.1
-2 h 558 +1.5
-4 h 575 +0.6
-6 h 590 -1.4
-8 h 616 -1.6
-10 h 640 +1.2
-12 h 625 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
4/23 0.3 9x10^2
4/22 0.2 9x10^2
4/21 0.2 1x10^3
4/20 0.2 1x10^3
4/19 0.2 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/18 12:39 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 4/19 12:52 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 4/20 13:10 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響で速度が高まりそうです。
2025/ 4/21 12:24 太陽風の磁場強度が強まっています。高速太陽風が始まるかもしれません。
2025/ 4/22 13:44 太陽風は600km/秒台の高速風になっています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2025/ 4/23 12:35 更新
高速の太陽風が続いていますが、速度は少し下がっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
高速太陽風が始まった、21日夜のオーロラの写真をいただきました。

現地21日21〜22時(世界時21日9〜10時)頃の撮影で、
ACE衛星のデータでは、この3時間程前から太陽風の速度が上がり始め、
500〜600km/秒に高まった頃です。
太陽風の磁場も南向きに変化して、
AE指数では、500〜800nTの中規模の活動が続く様になっていました。

1枚目の写真は、中心に小マゼラン雲が見えていて、
その下方にオーロラの光の柱がいくつも見えています。

この後、オーロラが終息気味になったそうで、
その状況で撮影したのが、2枚目、3枚目とのことです。
それでも、2枚目は、見事な赤色で、
2つのマゼラン雲と、その右にカノープスが輝いています。

3枚目は天の川との組み合わせですが、
この様にオーロラと天の川を同じくらいの明るさで写せるのは、
オーロラがある程度弱まったからだそうで、
オーロラが強い時は明るさに差があり過ぎて、
天の川に合わせるとオーロラが白飛びしてしまうとのことです。
日本から見える天の川は左下の方だけで、
途中から上は南に行かないと見ることができない領域です。

どの写真も湖面の赤い色がとてもきれいです。
写真全体が真っ赤に見えています。
素晴らしい写真をありがとうございます。



太陽風の速度は、今朝早くまでは600km/秒台を保っていましたが、
その後一段低下して、現在は550km/秒です。
高速の状態は続いています。

太陽風の磁場強度は、5nT前後と平均的な状態です。
磁場の南北成分は、0nT付近で推移して、
南北の変化が少し目立たなくなっています。

磁気圏の活動はやや落ち着いていて、
AE指数は、500nTの中規模の変化が数回発生していますが、
その間に、穏やかな状態もしばらく続いています。

SDO衛星AIA193では、
南半球でコロナホールが東西に大きく広がっています。
太陽風の強まりは、この後も1週間近く続きそうです。


太陽は、昨夜、22日19時(世界時22日10時)に、
北西の端(右上)の少し向こう側で、
M1.3の中規模フレアが発生しました。

目立ったフレアの発生は、この程度です。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地21日21時6分(世界時21日9時6分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地21日22時36分(世界時21日10時36分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地21日22時53分(世界時21日10時53分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。