宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:52)
今日、M4.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/19 08:11 M4.4
06:47 C2.6
4/18 12:33 C2.4
06:46 C2.1
4/17 23:00 C4.6
18:36 C2.8
08:45 C3.1

黒点  4/19 (NOAA)
磁場 フレア
4056 1 α ---
4060 5 β C2
4062 13 βγ C3
4064 9 β C5
4065 1 α ---
4066 7 β C2
4067 7 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 403 -1.6
-2 h 398 -4.8
-4 h 398 -3.0
-6 h 408 -1.3
-8 h 426 -2.4
-10 h 441 -0.2
-12 h 423 -3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -39 -/ -
-2 h -34 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/19 0.2 4x10^2
4/18 0.2 3x10^2
4/17 0.2 5x10^2
4/16 0.2 5x10^3
4/15 0.2 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/14 12:29 フィラメント噴出による太陽風の乱れが地球に向かっています。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 4/15 13:14 太陽風は平均的な状態です。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2025/ 4/16 12:31 太陽風の乱れが到来し、速度が600km/秒に高まっています。
2025/ 4/17 12:51 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2025/ 4/18 12:39 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 4/19 12:52 更新
M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今朝、19日8時(世界時18日23時)に、
太陽の南東の端(左下)の少し向こう側で、
M4.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアの時に、
太陽の下側へ向かうプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の下側へ飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

太陽の向こう側の現象で発生した横向きの噴出なので、
地球への影響はないでしょう。

この後、活動的な領域が現れるでしょうか。

一方、太陽のこちら側では目立った活動は起きていません。


太陽風は、速度が450km/秒に少し上がり、
その後400km/秒に戻る小さい変化が起きています。
磁場強度は、10nTから5nTへ下がっています。
どちらも平均的な状態です。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は北寄り、後半は南寄りになっています。
この影響で、磁気圏の活動も穏やかな状態がしばらく続いた後、
AE指数で800〜1000nTの中規模の活動が続く様になっています。
現在はやや活動的です。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んでいます。
この領域の影響で、
明日か明後日くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。

コロナホールの広がりが大きいので、
太陽風速度の高まりは1週間くらい続くかもしれません。




太陽の南東の端で発生したM4.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M4.4のフレアに伴って発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。