宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 10:20 C3.5
09:54 C4.2
02:22 M1.1
1/ 2 21:10 C6.6
18:59 C4.8
15:09 C7.5
14:28 C5.2
07:21 C7.6
06:57 C5.6
06:32 M1.1
06:13 C7.1
04:37 C7.9
02:53 M1.2
00:16 M1.0
1/ 1 22:27 C5.6
20:48 C5.8
19:10 C7.1
13:35 M1.1
12:43 C8.1
07:46 M2.9
07:05 M2.7
06:13 M2.0
01:21 C5.7

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3935 1 α ---
3938 13 β M3
3939 10 β M1
3941 7 β ---
3943 7 β C6
3944 12 β ---
3945 12 βγ C5
3946 6 β ---
3947 4 βγ C8
3948 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 462 +1.8
-2 h 469 +2.9
-4 h 478 +3.2
-6 h 474 +5.3
-8 h 485 +3.4
-10 h 490 -1.1
-12 h 521 -5.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -31 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -46 -/ -
-6 h -63 -/ -
-8 h -86 -/ -
-10 h -90 -/ -
-12 h -89 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
1/ 3 0.2 6x10^2
1/ 2 0.2 2x10^2
1/ 1 0.5 5x10^2
12/31 0.6 4x10^2
12/30 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/29 12:21 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/30 12:11 X1.1の大規模フレアなどフレアの発生が増え、CMEも噴出しています。
2024/12/31 12:47 太陽風は低速の風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2025/ 1/ 1 12:04 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月29日のオーロラです)。
2025/ 1/ 2 11:52 太陽風の乱れが強まり、磁気圏活動が激しくなりました。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日のオーロラ)。
最新のニュース

2025/ 1/ 3 12:02 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。アイスランドのオーロラをどうぞ(12月31日その2)。

担当 篠原

昨日に続いて、アイスランド滞在中の藤井哲也さんによる、
12月31日夜のオーロラ写真を紹介します。

今日は全天カメラの写真を4枚紹介します。
1枚目は、撮影時間が少し早く、20時32分です。
既に太陽風の乱れは到来していて、
AE指数では1000nTの大きい変化が発生していますが、
この写真ではオーロラの輝きは特に強くはありません。
アイスランドの位置が夜の早い時間帯にあるので、
オーロラの強まりの場所から、まだ離れていたのかもしれません。

2、3枚目は、昨日の写真の2、3枚目と同じ頃です。
空全体でオーロラが輝いていて、赤い光が印象的です。

4枚目は15分ほど後の撮影です。
オーロラの波打ちがとてもきれいです。

全天カメラによるオーロラの写真は、独特の素晴らしい印象があります。
昨日の写真とぜひ見比べて下さい。



太陽風は、昨夜遅くまで500km/秒台を保っていましたが、
その後一段低下して、現在は460km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、10nT前後でゆっくりと上下しています。
こちらは強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で南寄りに強まり、
磁気圏の活動が強まりました。
AE指数を見ると、500〜1000nTの中規模の変化が
半日ほど続いています。
その後、磁場は弱い北寄りになり、磁気圏の変化は小さくなっています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、
中心部北側で、コロナホールが大きく広がっています。
南側にもある程度の広がりがあるコロナホールが見えているのですが、
目立たなくなっています。

これらの領域の影響で、太陽風速度の高まりが、
明日くらいから始まるかもしれません。
今回は広がりが大きいので、影響も大きくなりそうですが、
どの様になるでしょうか。
太陽風の変化に注目して下さい。


太陽は、可視光写真で黒点はたくさん見えているのですが、
フレアの発生は少なくなっていて、
3日2時半(世界時2日17時半)に、
南西(右下)の3939黒点群でM1.1の中規模フレアが発生した程度です。



ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日20時32分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日22時47分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日22時57分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


ケフラビーク国際空港から北に10kmほどの場所で、現地12月31日23時15分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


3日11時(世界時3日2時)に福岡で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。