宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/11/29 12:06 更新 太陽風は低速で、磁気圏はとても穏やかです。太陽風の弱い乱れが到来しました。 担当 篠原 太陽風は、速度のグラフの一部に乱れが出ていますが、 350km/秒付近の低速の状態で安定しています。 磁場強度は、8nTと少し強まっています。 と記事を書いているところで、太陽風の急な変化が到来しました。 速度は、420km/秒と平均的な速さに少し上がった程度です。 磁場強度は14nTに強まっています。 27日のニュースでお知らせした、 CMEによる太陽風の弱い乱れが、 予報よりも半日ほど遅れて到来したのかもしれません。 今のところ、磁場は北向きに変化している様で、 この状態であれば、磁気圏への影響は小さくなりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 ここまでの変化は北寄りになっていました。 速度が下がっていることもあり、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数は、ほとんど変化が見られません。 太陽コロナの写真は、GOES衛星SUVI 195を掲載しています。 コロナホールは特に見られず、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 27日周期の図は、掲載しているのは15日幅ですが、 27日幅の図を見ると、27日前の11月2日から、 太陽風は400km/秒前後と高まりのない状態が続いています。 その間、磁場の強まりにより磁気圏活動の高まりは発生しました。 これからの27日間はどの様に推移するでしょうか。 太陽は、可視光写真の掲載がありませんが、 中心部南側(下側)の3905黒点群でC7.0、 南東の端(左下)の3912群でC6.7の 小規模フレアが発生した程度で、 穏やかな状態になっています。 SDO衛星はデータセンターのトラブルとのことで、 施設の復旧待ちだそうです。 衛星の問題ではなかったので、この点では一安心です。 GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子 (c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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