宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:18)
今日、M6.5の中規模フレアが発生しました。
また、M9.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 12:24 M6.5
10:35 C6.3
07:35 M1.0
04:58 C3.1
02:21 C3.5
2/11 22:59 C2.9
17:38 C4.7
10:51 C3.3
09:33 C7.3
09:15 C6.3
08:56 C8.7
07:45 M9.0
03:15 C6.1
2/10 18:34 C8.7
17:23 C9.6
15:48 C7.4
12:07 M3.4
11:09 C2.5
09:37 M1.5
08:58 C3.9
02:53 M1.2

黒点  2/12 (NOAA)
磁場 フレア
3571 3 α ---
3576 44 βγδ M9
3579 1 α ---
3581 2 α ---
3582 9 β C7
3583 14 β C5
3584 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 525 +0.3
-2 h 568 -0.7
-4 h 594 +0.9
-6 h 575 -0.8
-8 h 590 -0.3
-10 h 594 +0.5
-12 h 574 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -4 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.9 3x10^1
2/12 16.2 1x10^2
2/11 134.0 1x10^2
2/10 187.0 1x10^2
2/ 9 1.9 1x10^2
2/ 8 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 2/ 7 12:52 M5.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2024/ 2/ 8 13:26 太陽ではフレアが続いています。1月の黒点相対数は 123.0 でした。
2024/ 2/ 9 12:20 M3.4、M3.9などの中規模フレアが発生しています。
2024/ 2/10 10:21 X3.3の大規模フレアが発生しました。
2024/ 2/11 15:03 太陽風の急な強まりが到来しました。M3.4、M9.0の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2024/ 2/12 13:18 更新
太陽風の速度が高まっています。M6.5の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風の速度は夜にかけて600km/秒まで高まりました。
この状態は今朝まで続き、その後低下が始まって、
現在は500km/秒です。
高速の状態はこの辺りで終わるのかもしれません。

また、太陽風の磁場強度は、
7〜8nTと少し強まった状態で推移して、
グラフの最後で5nTに下がりかけています。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南北それぞれに変化が見られ、
中盤以降は0nT付近で小さく推移する様になっています。
磁気圏の活動は特に高まることはなく、
AE指数は500nTの中規模の変化が1回起きた程度で、
その他は小規模の変化が時々見られる程度です。

そして、明日の昼、13日12時(世界時13日3時)頃に、
昨日の朝のM9.0フレアに伴って発生した
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが
地球に到来する可能性があると、
NOAA/SWPCの太陽風予報で発表されています。

この場合、発生からおよそ2日での到来となり、
太陽風の速度はある程度高まりそうです。
今後の変化に注目して下さい。


太陽では、今朝、12日7時半(世界時11日22時半)に、
北東の端(左上)の少し向こう側で
M1.0の中規模フレアが発生しました。
この後、どの様な領域が現れるでしょうか。

そして、12日0時半(世界時12日1時半)に、
中心部南西側(右下)の3576群で、
C5.9、C6.3の小規模フレアが発生し、
ちょうど記事を書いている頃、
12日12時半(世界時12日3時半)に
M6.5の中規模フレアが発生しました。

一連の活動をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
まだ発生直後なので、
動画は明るく光っている状態で終わっています。

CMEについてはまだ分かりませんが、
発生していれば、太陽の中心付近なので、
太陽風の乱れは地球へやって来るでしょう。



M9.0フレアのCMEによる太陽風の乱れは、13日12時(世界時13日3時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3576黒点群で発生したM6.5の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。