宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/11/30 12:15 更新 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 昨日の朝発生したM9.8の小規模フレアによる太陽風の乱れは、 NOAA/SWPCの予報では、 明日の午後、12月1日16時(世界時1日7時)頃に 地球に到来する可能性があるとのことです。 どの様な変化がやって来るか、注目してください。 また、27日に発生したフィラメント噴出による乱れは、 今日掲載している図(現在の予報)では、 今朝、30日5時(世界時29日20時)頃に到来すると 修正されていたのですすが、 今のところ、太陽風のデータに目立った変化はなく、 今日の午後以降の変化に注目してください。 現在の太陽風は、 速度は400km/秒、磁場強度は4〜5nTと、 どちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は弱い南寄り、 中盤は0nT付近とやや傾向が変わっています。 AE指数もこれに対応して、 グラフの途中では300nTの小規模の変化が続き、 その後、静かになっています。 現在の磁場は、再び弱い南寄りになっている様に見えます。 この場合、磁気圏で小さい活動が見られる様になるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の南東側(左下)にコロナホールが大きく広がっています。 27日周期の、2周期前、1周期前の太陽写真と比べると、 コロナホールはより広がっています。 前周期の太陽風は、11月6日頃から速度が高まりました。 今回も同じくらいと考えると、12月3日頃になりそうです。 CME(コロナ質量放出)による乱れに続く様に 変化が始まるかもしれません。 太陽は、M9.8のフレアを起こした3500黒点群で、 C2〜3の小規模フレアが頻繁に発生しています。 規模は小さいですが、活動的な状態が続いているので、 引き続き注目してください。 M9.8の時に発生したCMEによる太陽風の乱れは、12月1日15時(世界時1日6時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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