宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、M4.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/20 13:20 C1.1
07:26 C9.7
06:00 C2.7
05:34 C3.4
05:05 M4.0
02:17 C2.7
00:42 C4.2
9/19 21:56 C3.1
19:26 C5.0
18:27 M1.8
13:20 C2.0
12:46 M1.1
11:26 C3.9
10:43 C2.8
08:13 C4.9
06:51 C3.4
05:21 C3.8
9/18 19:23 C2.6
13:20 C1.2
01:00 C3.5

黒点  9/20 (NOAA)
磁場 フレア
3425 1 α C2
3429 3 β C4
3433 1 α ---
3435 4 βδ M4
3436 12 βγ C5
3437 6 β C2
3438 8 βγ C3
3439 3 β ---
3440 2 β ---
3441 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 529 +1.0
-2 h 527 +0.4
-4 h 551 +0.1
-6 h 529 +1.7
-8 h 526 +1.4
-10 h 545 -0.8
-12 h 563 -3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -43 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -62 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
9/20 0.3 4x10^3
9/19 0.5 1x10^3
9/18 2.0 6x10^2
9/17 0.5 4x10^2
9/16 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/15 13:18 Mクラスのフレアが続き、CMEが地球に向かっています。太陽風はやや高速です。
2023/ 9/16 15:01 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 9/17 12:53 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
2023/ 9/18 13:15 CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 9/19 14:04 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 9/20 13:31 更新
太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日紹介しました景山植光さんによる
カナダ・イエローナイフのオーロラ写真の続きです。

次の夜、現地18日0時の撮影で、
ブレークアップを捉えたとのことです。
ただ、久しぶりの撮影だったため、
この瞬間しか撮影することができず残念だったとのことです。

オーロラの動きの速さが2枚の写真から感じられます。
きれいな写真をどうもありがとうございました。



昨日お知らせした太陽風の乱れは、
夜にかけてもう一段強まっています。

昨夕、19日17時(世界時8時)に
磁場強度が8nTへ少し強まったのですが、
その頃から磁場の南北成分が南向きに変化するようになり、
-5nT前後の状態が7時間ほど続きました。
速度は570km/秒と高まった状態で、
これらの影響で磁気圏の活動が活発になり、
AE指数は、1000〜1500nTの大きい変化が
こちらも7時間ほど続きました。

極域では素晴らしいオーロラが
輝いていたのではないでしょうか。

太陽風の乱れの到来以降、Dst指数も下がっていて、
速報値ですが、最大で-82nTまで下がっています。
(Dst指数はマイナス方向に強まります)
中規模の磁気嵐が発生しています。

今日に入った頃、20日1時(世界時19日16時)くらいで
磁場の南向きの変化は終わっていて、
以降は、0nT付近で変化する様になっています。
速度は520km/秒と高まった状態が続いていますが、
磁気圏の活動は下がって、
AE指数は、0〜500nTの小規模の変化が
見られる程度になっています。


太陽は、東側(左側)の3435黒点群の活動が続き、
昨夕、19日18時半(世界時19日9時半)にM1.8、
今朝、20日5時(世界時19日20時)にM4.0と、
中規模フレアが2回発生しています。

M4.0のフレアとそれに続くC9.7の小規模フレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

また、北西(右上)の3436群でも、
C5.0、C4.2、C2.7などの小規模フレアが発生しています。



カナダ・イエローナイフで、現地18日0時27分(世界時18日6時27分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地18日0時27分(世界時18日6時27分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


Dst指数の速報値は、-82nTまで下がりました。
(c) 京都大学WDC


3435黒点群で発生したM4.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。