宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 9/18 13:15 更新 CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 昨日紹介した16日午後のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 明日の朝、19日8時(世界時18日23時)頃に到来する可能性があると NOAA/SWPCの予報で発表されています。 予報の図を見ると、 飛び出したガスの端が地球に当たる様です。 太陽風の変化は比較的小規模になりそうです。 太陽は、東端(左端)の3435黒点群で C3.5の小規模フレアが発生しただけで、 X線グラフは変化が少なくなっています。 一方、GOES衛星SUVI 304を見ると、 昨夜、17日20時(世界時17日11時)頃に、 南西の端(右下)でプロミネンス噴出が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CMEが太陽の右下に向かって飛び出しています。 地球に対して横向きの噴出なので影響はありません。 太陽風は、速度が470km/秒から420km/秒へ 少し下がっていますが、平均的な状態です。 磁場強度は、5〜7nTで推移していましたが、 グラフの最後で10nTに強まっています。 このまま強まった状態が続くのか、 一時的な変化で、再び下がるのか、 しばらく注目してください。 磁場の南北成分は、 北寄りから次第に南寄りに変化しています。 AE指数は、中規模の変化が時間をおいて発生していましたが、 最後は変化がしばらく続きそうになっています。 太陽風磁場の南北成分がどの様に推移するか、 注目してください。 (c) NOAA/SWPC 太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEが太陽の右下に広がっています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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