宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:59)
今日、C5.5の小規模フレアが発生しました。
また、M8.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 10:34 C2.2
06:31 C4.7
03:36 C5.5
02:38 C4.1
9/20 23:11 M8.2
21:08 C3.4
17:45 C3.1
14:28 C1.3
13:20 C3.0
07:26 C9.7
06:00 C2.7
05:34 C3.4
05:05 M4.0
02:17 C2.7
00:42 C4.2
9/19 21:56 C3.1
19:26 C5.0
18:27 M1.8
13:20 C2.0
12:46 M1.1
11:26 C3.9
10:43 C2.8
08:13 C4.9
06:51 C3.4
05:21 C3.8

黒点  9/21 (NOAA)
磁場 フレア
3425 1 α ---
3429 3 β C4
3433 1 α ---
3435 4 βδ M8
3436 6 β C5
3437 11 β C3
3438 11 β C6
3439 2 β ---
3440 1 α ---
3441 4 β ---
3442 5 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 422 +0.6
-2 h 427 -0.1
-4 h 431 +1.0
-6 h 447 -0.1
-8 h 455 -0.5
-10 h 464 -0.4
-12 h 471 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
9/21 0.3 8x10^3
9/20 0.3 4x10^3
9/19 0.5 1x10^3
9/18 2.0 6x10^2
9/17 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/16 15:01 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 9/17 12:53 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
2023/ 9/18 13:15 CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 9/19 14:04 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2023/ 9/20 13:31 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 9/21 13:59 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんより、太陽風の乱れがやって来た時の
活発なオーロラの写真をいただきました。

撮影は、現地18日23時半(世界時19日5時半)頃です。
13分の間に、明るく輝くオーロラの姿が
激しく変わっていく様子が見えています。
この頃の太陽風は、速度は600km/秒、
磁場強度は10nTから5nTへ弱くなっていましたが、
南向きに変化していたため、
AE指数は1000nTに達する大きい変化が発生していました。

活動が強まると、オーロラの美しさも一段高まります。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。



昨日のニュース以降、太陽風の速度は低下が続き、
530km/秒と高速の状態から、
現在は420km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度も、10nTと強まった状態から、
グラフの最後は1nTとかなり弱くなっています。

磁気圏の活動も次第に落ち着いて、
AE指数は、700nTの中規模の変化が起きた後は、
穏やかになっています。


太陽は、東側(左側)の3435黒点群の活動が続いていて、
昨夜遅く、20日23時(世界時20日14時)に、
M8.2と大きめの中規模フレアが発生しました。

この規模のフレアは、世界時8月5日のX1.6以来で、
およそ1か月半ぶりです。

GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
短い時間輝くタイプのフレアです。
CME(コロナ質量放出)は、
南向きに弱い噴出が発生した程度で、
地球への影響はないでしょう。

その後は、南東(左下)の3442群で、
C4.2、C4.7などの小規模フレアが発生しています。




カナダ・イエローナイフで、現地18日23時24分(世界時19日5時24分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地18日23時31分(世界時19日5時31分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地18日23時37分(世界時19日5時37分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


3435黒点群で発生した、M8.2の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。