宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 7/17 14:31 更新 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。 担当 篠原 今日未明、17日3時半(世界時16日18時半)に、 太陽風の速度が350km/秒から450km/秒へ、 磁場強度が7nTから13nTへ、 それぞれ急に強まる変化が発生しました。 予想よりも1日ほど早くなりましたが、 15日のニュースでお知らせした、 15日未明に発生したフィラメント噴出による 太陽風の乱れが到来した様です。 乱れの到来後、磁場の南北成分が南向きに強まり、 -10nT前後の状態が4時間近く続きました。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1300nTに達する大きい変化が発生しています。 磁場の南北成分は、今朝以降は北向きに傾向が変わり、 それとともに磁気圏は穏やかになり、 AE指数の変化も小さくなっています。 現在の太陽風は、速度は440km/秒と平均的な状態で、 磁場強度は8nTと少し強まった状態です。 太陽ではCME(コロナ質量放出)が次々に発生していて、 SOHO衛星LASCO C2の画像がにぎやかになっています。 昨日の昼以降の様子を動画で紹介します。 右寄りに激しく噴出しているCMEたちは、 太陽の向こう側で発生した現象です。 このため、地球への影響はありません。 16日18時(世界時16日9時)と 17日3時(世界時16日18時)に、 右下寄りに噴出しているCMEは、 3363黒点群で発生した C4.7とM4.0のフレアに伴って発生しています。 GOES衛星SUVI 304によるフレアの動画を掲載します。 地球に対して斜めの噴出なので、 影響は来ないのではないでしょうか。 (c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3363黒点群で発生したC4.7の小規模フレア。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3363黒点群で発生したM4.0の中規模フレア。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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