宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:24)
今日、X2.0の大規模フレアが発生しました。
また、M3.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 4 04:18 C8.0
02:41 X2.0
02:02 C2.1
3/ 3 23:26 C9.1
19:08 M3.3
14:31 C1.8
13:52 C2.0
11:13 C7.2
06:03 M3.8
3/ 2 21:03 C6.5
20:37 C3.7
19:26 C3.2
14:30 C3.0
13:54 C5.1
13:26 C9.2
12:49 C4.1
08:19 C2.7
03:10 C1.6

黒点  3/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3234 20 βγδ M4
3236 2 β C2
3238 1 α ---
3239 1 α C3
3240 2 β ---
3241 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:15 518 -2.8
-2 h 545 +4.5
-4 h 552 -3.5
-6 h 590 -0.9
-8 h 576 +1.8
-10 h 582 +1.5
-12 h 575 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -17 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -41 -/ -
-12 h -45 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
3/ 4 0.3 6x10^3
3/ 3 0.3 4x10^3
3/ 2 0.3 6x10^3
3/ 1 0.5 6x10^3
2/28 1.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/27 12:51 CMEによる太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まっています。
2023/ 2/28 12:53 2つめの太陽風の乱れが到来して、速度は850km/秒へ高まり、磁気圏の活動も激しくなりました。
2023/ 3/ 1 13:21 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏は静かになっています。
2023/ 3/ 2 12:29 高速の太陽風は続いていますが、速度は次第に低下しています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/ 3/ 3 08:06 太陽風は高速の状態が続いています。M3.8の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2023/ 3/ 4 08:24 更新
X2.0の大規模フレアが発生しました。横方向にCMEが発生しています。

担当 篠原

今日未明、4日2時半(世界時3日17時半)に、
太陽の北西の端(右上)の3234黒点群で
X2.0の大規模フレアが発生しました。
Xフレアの発生は、
世界時2月17日のX2.2以来、2週間ぶりです。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星の画像は抜けている時間が多く、
LASCO C2の一部の画像を使った
噴出直後までの動画を掲載します。
また、STEREO Ahead衛星COR2の動画も掲載します。

この様子では、CMEは右の横方向に飛び出していて、
地球への影響はなさそうです。

3234群はもうすぐ西の端に沈んで行きます。
この領域の活動が見えるのは、もうしばらくの間です。


太陽風は、グラフでは速度が高まって600km/秒近くに達していますが、
全体の様子から、値が正しいのか不明です。
グラフの後半の様子を見ると、
全体として500km/秒付近で推移していたのではないかと感じます。

磁場強度は7〜9nTと少し強い状態です。
南北成分は、南北に変化していて、
AE指数は700nTや1000nTの中規模の変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールが西に進んでいます。
現在の太陽風速度の高まりは、
この領域の影響なのでしょうか。




種子島ロケットコンテストは、
天候の関係で競技は明日の実施になりました。
今日はワークショップです。

また、H3の打ち上げが種子島滞在中の6日になったので、
現地で見られると喜んでいます。



3234黒点群で発生したX2.0の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが右方向に飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星でも同様に見えています。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。