宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:17)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 9 --- ---
12/ 8 03:48 C2.5
12/ 7 21:56 C5.8

黒点 12/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3153 13 βγ C1
3155 1 α C1
3156 1 α ---
3157 9 βγ C6
3158 4 β ---
3159 1 α ---
3160 1 α ---
3161 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:04 524 -0.2
-2 h 540 +0.3
-4 h 539 +0.5
-6 h 537 +2.3
-8 h 550 -3.6
-10 h 554 +2.1
-12 h 558 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
15:30 -19 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
12/ 9 0.5 1x10^2
12/ 8 0.6 1x10^3
12/ 7 0.6 3x10^3
12/ 6 0.5 5x10^3
12/ 5 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/ 4 13:28 M1.2の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度は下がっています。
2022/12/ 5 14:20 太陽風は高速で、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まりました。「しらせ」からのオーロラをどうぞ。
2022/12/ 6 11:31 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2022/12/ 7 13:17 太陽風の速度は下がり、低速になっています。太陽は穏やかです。
2022/12/ 8 12:41 太陽風はやや高速になっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
最新のニュース

2022/12/ 9 16:17 更新
太陽風は高速風になっています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュースの後に500km/秒台に達し、
夜以降、520〜550km/秒の高速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから12nTへ一旦高まりましたが、
速度が高まると反対に下がり始め、
現在は6nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
北寄りから0nT付近へ傾向が変化しています。

磁気圏は基本的に穏やかですが、
太陽風の磁場が一時的に南向きになった頃に、
AE指数で700nTの中規模の変化が発生しています。

この後、磁場が南寄りに傾向が変わるのであれば
磁気圏の活動も強まって行くでしょう。

SDO衛星AIA193では、
今回の高速風と関係すると思われるコロナホールは、
西の端に近付いています。
この後、影響は次第に弱くなって行きそうです。


太陽は、フレアの発生は少なく、
C1の変化が4回記録されている程度です。

一方、GOES衛星SUVI 304を見ると、
太陽の南西の端(右下)でプロミネンスの噴出が発生していて、
動画では、コロナのガスが
ゆっくりと持ち上がっていく様子が見えています。

SOHO衛星LSDCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が右下に飛び出しています。

この動画では、直後に左に向かって飛び出すCMEも見えています。
太陽の向こう側の現象の様で、
ある程度規模の大きい変化が発生したのかもしれません。



太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に向かってCMEが飛び出し、その後に左側へ別のCMEが噴出している。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。