宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/12/ 9 16:17 更新 太陽風は高速風になっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後に500km/秒台に達し、 夜以降、520〜550km/秒の高速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTから12nTへ一旦高まりましたが、 速度が高まると反対に下がり始め、 現在は6nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 北寄りから0nT付近へ傾向が変化しています。 磁気圏は基本的に穏やかですが、 太陽風の磁場が一時的に南向きになった頃に、 AE指数で700nTの中規模の変化が発生しています。 この後、磁場が南寄りに傾向が変わるのであれば 磁気圏の活動も強まって行くでしょう。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速風と関係すると思われるコロナホールは、 西の端に近付いています。 この後、影響は次第に弱くなって行きそうです。 太陽は、フレアの発生は少なく、 C1の変化が4回記録されている程度です。 一方、GOES衛星SUVI 304を見ると、 太陽の南西の端(右下)でプロミネンスの噴出が発生していて、 動画では、コロナのガスが ゆっくりと持ち上がっていく様子が見えています。 SOHO衛星LSDCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)が右下に飛び出しています。 この動画では、直後に左に向かって飛び出すCMEも見えています。 太陽の向こう側の現象の様で、 ある程度規模の大きい変化が発生したのかもしれません。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下に向かってCMEが飛び出し、その後に左側へ別のCMEが噴出している。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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