宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/10/10 13:16 更新 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。 担当 篠原 昨日の昼、9日12時(世界時9日3時)頃から、 太陽の南東側(左下)に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しました。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 SDO衛星の画像では対応する変化をはっきりとは見つけられず、 太陽の向こう側の現象ではないかと思います。 STEREO Ahead衛星COR2でもCMEが撮影されていたので、 こちらの動画も掲載します。 現在のAhead衛星は地球とは17度くらいしか離れておらず、 2つの写真を比べても違いが分かりにくくなっています。 太陽では、3112黒点群の活動度が少し高まっていて、 昨日の夕方以降、C2〜3の小規模フレアが続く様になり、 今朝、10日9時(世界時10日0時)に、 M1.0の中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 また、3119黒点群でも、 C3.6、C4.1の小規模フレアが発生しています。 太陽風は、550km/秒から今朝にかけて600km/秒まで速度が高まり、 その後540km/秒へ下がっていますが、高速の状態が続いています。 磁場強度は、6nTから4nTへゆっくりと下がっています。 高速風は終わりに近付いているのでしょうか。 磁場の南北成分は、グラフの中盤まで南向きの傾向が続き、 AE指数は700〜1000nTの中規模の変化が次々と発生しています。 グラフの最後で磁場は北寄りの傾向に変わっていて、 この後、磁気圏は穏やかになりそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCME。 (c) STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3112黒点群で発生したM1.0フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |