宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
今日、C5.3の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/15 07:06 C5.3
3/14 17:33 M2.0
11:24 C2.0
08:28 C3.9
3/13 14:39 C1.4
12:11 C4.9

黒点  3/15 (NOAA)
磁場 フレア
2960 1 α ---
2965 25 βγ M2
2967 1 α ---
2969 1 α ---
2970 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 388 +4.2
-2 h 387 +8.5
-4 h 398 +5.2
-6 h 417 +4.3
-8 h 431 +5.5
-10 h 414 +5.6
-12 h 420 +6.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -13 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.8 3x10^1
3/15 1.0 4x10^2
3/14 0.7 4x10^2
3/13 0.9 6x10^2
3/12 1.0 5x10^2
3/11 2.1 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/10 13:29 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。
2022/ 3/11 12:50 太陽の中心部でCMEが発生し、太陽風の乱れが地球へ向かっています。太陽風磁場が強まっています。
2022/ 3/12 13:25 M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏活動も活発でした。
2022/ 3/13 11:21 太陽風は平均的な状態です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2022/ 3/14 13:03 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に激しくなりました。
最新のニュース

2022/ 3/15 13:47 更新
太陽風磁場の強まりは続いていますが、磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日は24nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
夕方くらいからゆっくりと下がっています。
しかし、現在も12nTと強まった状態は続いています。
速度は、440km/秒から380km/秒へ下がり、
やや低速になっています。

注目していた磁場の南北成分は、北向きのままでした。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数は、昨日のニュース以降目立った変化は起きていません。

北向きの磁場は、
20nTに達する強い変化も長い時間起きていました。
今回の磁場の向きが反対で、南向きにこれだけ強まっていれば、
かなり活発な磁気圏活動が発生したのではないでしょうか。



今回の太陽風の乱れの最初の頃(13日深夜から14日未明)の
ニュージーランドのオーロラの写真を米戸 実さんよりいただきました。

世界時13日15時20分(現地14日4時20分)の撮影とのことで、
昨日掲載したAE指数を見ると、
2000nTに達する激しい高まりを過ぎ、グラフが下がっていく頃です。

現地では、もう少し前の世界時13時40分頃にオーロラの最大を迎えたそうで、
写真では、赤色が飛びそうな写り方になっていたそうです。

今回の太陽風の乱れでは、激しい活動は3回発生しただけで、
ニュージーランドの夜間に起きたのは最初のこの山だけでした。
唯一の機会を捉えた素晴らしい写真をありがとうございます。



太陽は、昨日の夕方、14日17時半(世界時14日8時半)に、
中心部北側の2965黒点群でM2.0の中規模フレアが発生しました。
フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2965群は今朝にもC5.3の小規模フレアを起こしています。
この後も注目して下さい。

また、太陽の南西の端(右下)の向こう側でフレアが発生したようで、
CME(コロナ質量放出)がSOHO衛星のコロナグラフで観測されています。
地球に対しては横向きなので、影響はありません。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地14日4時20分(世界時13日15時20分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


2965黒点群で発生したM2.0の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南西の向こう側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。