宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/11 11:51 更新 太陽風は360km/秒と低速です。磁気圏も静かです。 担当 篠原 昨日のSOHO衛星で、小型の彗星が太陽に接近する様子が見られました。 spaceweather.comでは、太陽の朝ご飯と紹介していました。 面白い言い方ですね。 太陽風は、昨夜のうちに360km/秒まで速度が下がりました。 しっかりと低速風になっています。 磁場強度も3nTと、やや弱まったままです。 太陽風自体が弱まった影響もありますが、 磁場の南北成分が北寄りの傾向に変わったため、 磁気圏の活動はとても静かになっています。 ここしばらくにぎやかだったAE指数は、今日は全く変化していません。 太陽風では、8日に発生したCME(太陽ガスの放出現象)の影響が、 これからやって来るのではないかと予想しています。 これから明日にかけて、太陽風の変化に注目してください。 到来が遅いほど、乱れの規模は小さくなります。 また、SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、 太陽の南半球の中央付近に、南北に縦にコロナホールが伸びています。 動画を見ていると、赤道近くまで分布が伸びているようで、 14〜15日頃にここの影響が地球へやって来そうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、非常に高い状態が続いています。 太陽風が穏やかになり、磁気圏が安定していると減衰はとてもゆっくりです。 CMEによる擾乱がやって来ると、そこで一気に減少すると思われますが、 それがなければ、引き続き注意が必要です。 太陽は、1051黒点群が西に没して、無黒点になっています。 X線の変化もなく、穏やかです。 太陽へ突入する小型彗星。SOHO LASCO C2より。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による太陽コロナ。11日11時半(世界時11日2時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。太陽は無黒点のようです。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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